天ノ屋-ten no ya- 天ノ屋 -ten no ya- では、オーナーの天丞丸(てんすけまる)自らが狐面をはじめとする一点物のお面を制作・販売をしております。アートとしてお部屋に飾るのはもちろん、ポートレートや創作の撮影などでも良い演出ができます。オーダーメイドのご依頼も受け付けておりますので、リクエストなどございましたらお気軽にご相談ください。※メニューバーにオーダーメイドについて詳細を掲載しておりますので一度ご確認いただきお問い合わせください。 天ノ屋

【工作・自由研究】簡単手作りなのに一味違う。本格張り子お面で周りを驚かせろ!

伝統工芸品「張り子」で宿題を一掃!

冬休み・夏休みの工作や自由研究でお悩みのあなた。そう、あなたです。

「簡単」かつ「周りと被らず」しかも「本格的」で手が掛かっているように見えるもの

それは張り子お面!!

まさか伝統工芸技術である張り子、しかも実際に顔につけて体験できるお面をわざわざ一から作って学校に持っていく猛者なんてそうそういないのでは

お面は工作としても提出可能、制作工程は自由研究として提出可能。

一石二鳥です。

落としても壊れにくいお面なら、もし「触りたい!」「つけてみたい!」というお友達がいてもその声にも応えられます。

すげ〜!かっけ〜!って言わせてやりましょうよ!

 

張り子お面 工程

簡単に4項目に分けてご紹介します。

100円均一で買い出し

②粘土で土台作り

③張り子作業

④絵付作業

 

 

100円均一で買い出し

何を作るか決めたらまずは買い出しから。

こちら全て100円均一で揃えることができます。

最低限これがあれば形にはなる!のラインナップです。

紙粘土 3〜4

●工作用紙 1

でんぷんのり

半紙か障子紙

●新聞紙

色付きニス

ラップ

好きなアクリル絵の具(白は必ず)

でんぷんのり用の筆と絵付用の筆

他、家にあるハサミやカッターをご用意ください。

 

②粘土で土台作り

1,まずは工作用紙に土台の下書きをします。

目安として、

顔の縦の長さは手のひらの大きさ+指関節12が入るくらい、横の長さは手のひらの人差し指の先から親指の先が入るくらいです。

 

2,下書きが完成したら、土台の中を作っていきます。

ラップやプチプチ、新聞紙、チラシなどの不要な紙を丸めてテープで止めつつ、楕円の玉にしていきます。

今回は通販に同封してあったプチプチを使います。

 

3,楕円の玉に粘土を盛っていく

コツは外から作っていくことです。

 

まずは丸く土台を作り、作りたいものに合わせて目や鼻、口を足していきましょう。

 

丸い台を作ったら一度乾かすと鼻や口を付けやすいです。

土台はこんな感じ。

ちょっと凹凸が気になるな〜と思ったら、水で濡らした指先で表面を撫でて整えます。すると紙粘土が溶けて表面の凸凹が緩和されます。

 

4,土台が完成したら

一旦乾かしつつ、色付きニスを塗ります。

2層くらい塗るとより良く発色します。

 

5,ここは重要!

土台一面にラップを敷きます。

これを忘れると土台から張り子が剥がれずに泣くことになります。

ニスが乾き切らないうちに貼り付けるとラップがずれにくいです。

 

 

チート技

ダイソーで販売している人の顔のお面ありますよね

あれに粘土を盛って造形すれば、顔にフィットするお面が簡単に作れますいやそんなんずるいと思うでしょ?ええんやで宿題は楽してなんぼ

自由研究に使うときは上の作り方しましたって言えばいいんです

 

 

③紙を貼る張り子作業

今回は障子紙にします。障子紙の方が厚みがあって張り子の回数を減らせるかも?若干ボコボコになりやすいのは否めませんが

1,紙を千切る。

張り子の前に紙はちぎっておきましょう。そのほうがいちいち貼るたびにちぎる手間が省けて楽です。

左は紙の端っこ、右はそれ以外。

特に気にしなくても良いのですが、端っこの方が凸凹になりやすいような気がするので土台からはみ出して貼る箇所に使います。

 

2,張り子していきます。

カップやお皿などに水とでんぷんのりを用意します。

1層目は水だけで貼ります。

お面の端っこは土台から少しはみ出して貼っていきます。土台から剥がしやすくするためです。

 

2層目からはでんぷんのりで貼ります。

でんぷんのりだけだと伸びが悪くて貼りにくいので、筆を水で濡らすか、水:でんぷんのり=37で溶いたもので貼っていきましょう。

 

何層か張り、土台の色が見えにくくなったら張り子にニスを塗ります

白いままだとどこをどのくらい張ったかわからなくなってしまうので、一度色をつけて目印にします。

新聞紙があれば、新聞紙新聞紙の順番で貼っていくとわかりやすいですね!

 

張り子は大体610は必要かな、と思います。

厚みのある障子紙だと5層でもいいかもしれませんが、100円均一で買えるような半紙や障子紙では10層は頑張りたいところです

ここは踏ん張りましょう。

 

3,張り子を頑張ったら乾かします。

日光が当たる場所か暖かい場所に一晩置いておきましょう。

寒いと乾きにくいですが、一晩放置していればある程度乾きます。

 

4,張り子を土台から剥がします。

張り子の表面がカラッと乾いているのが理想です。

はみ出して貼った箇所をつまんで剥がします。剥がしにくければラップごと剥がしちゃいましょう。

それでも剥がれない場合はお面に切れ込みを入れて剥がしましょう。

 

5,剥がしたお面を整えます。

はみ出している紙をハサミで切って端っこを揃えます。

 

整えた端っこに紙を貼ります。

※文章じゃ伝えにくいので画像参照

お面が乾いていると紙が貼りにくいので、紙を貼る部分のお面に少しのりを付けておきましょう。

 

乾かしたら張り子完成!

 

 

④絵付作業

さあ、山場を超えて、あとは絵付するだけ!

今回自分は何の変哲もない狐面を作ります。

模様を決めたらカッターで目穴を開けます。

 

絵付けに必要なのは白、赤、青、黒のアクリル絵の具のみ。

白のアクリル絵の具はお面の全体に塗って下地にします。

ささ〜っと描いて、

 

はいかわいいー!!

アクリル絵の具なので水や擦れには強いほうですが、防水加工はしてあげたほうが◯です。

あとはキリかハサミで穴を開けて紐を通し、後ろで玉結びをします。

はい!完成!!

 

最後に

いかがだったでしょうか。

最短2日あれば形になる張り子お面でした。これなら冬休みが終わる2日前でもギリギリ滑り込みで作れます。

今回はわかりやすく簡素な狐面にしましたが、ジリのキャラクターだったり鬼滅刃のお面だったりと応用次第では色々幅広く作ることは可能です。

また、張り子大変やないかい!と思ったそこのあなたも、土台を作る工程さえ乗り越えれば張り子でなくとも軽量粘土等で造形も可能です!(柔軟性があまりないのでちょっと壊れやすいですが

 

自分も夏休みや冬休みは宿題がほぼ手付かずで最終日に泣くタイプでした。そんな自分があの時にこの張り子さえ知っていればどれだけ楽だったか…と思いながら書かせていただきました。

とりあえず楽しんで作ってもらえたら嬉しいです!

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