【初心者向け】張り子がうまくできない!簡単なコツでお悩み解決!
張り子、難しくない?
張り子でお面を作ろうとしたがうまいことできない!というお問い合わせが結構な数来るんです。
趣味でお面を作りたい方や文化祭や展示会の作品としてお面を作りたい方など。
自分はどこかで修行してきたとかではなく、Google検索で「張り子 やり方」で調べたのち、何度も失敗し試行錯誤しながらなんとか乗り越え、やっと形を成す現在に至ります。
そんなど素人だからこそ、皆様の疑問にもお答えできるかなと思いまとめさせていただきます^^
そもそも張り子とは?
粘土や木などで作った型に紙などを何層も張重ねて物を形成する造形技法のことを言います。
赤べこなどの伝統工芸品に多く見られます。
張り子の失敗あるある
張り子でよくある失敗といえば、「張り子が土台から剥がれない」です。笑
わかるー!!めちゃくちゃわかるー!!
この失敗のせいで何度型をぶち壊した事か…笑
こういう失敗は何度もやって慣れる、が一番の成長ですが、あらかじめ知っておくのは大切です。
張り子が土台から剥がれないんだが⁉︎
解決方法1 土台にラップを敷く。
土台に満遍なくラップを巻きます。
メリット:家にあるのですぐできて安価。
デメリット:ラップの貼り方が雑だと張り子がボコボコになる。
コツ:ラップを小さめに切って曲線に合わせて貼り合わせる。セロハンテープはなんぼ使ってもいいからとにかくラップとラップをちゃんと繋ぎ合わせる。
土台にニスや水を塗って乾き切る前にラップを貼ると、土台とラップの密着率が高まりより貼りやすいです。
解決方法2 土台にシリコンスプレーをかける。
和紙を貼る前に土台に離型のシリコンスプレーを親の仇と思いながらこれでもかと噴射します。
メリット:ラップのように無駄なシワが生まれないのでボコボコが最小限に抑えられる。
デメリット:和紙が滑るので貼りにくい。スプレーが足りずに、剥がしにくくて結局失敗…になりやすい。
コツ:一度に全体的にスプレーするのではなく、一部にスプレーをして和紙を貼る、を繰り返しましょう。スプレーは土台に噴射するだけで大丈夫です。
解決方法3 張り子3層か4層くらいで一度土台から剥がす。
張り子は層を重ねるたびに頑丈に固くなっていきます。そうなる前に一度乾かし、お面が柔いうちに一度剥がしておきましょう。その後にまた張り子をして完成させると、カポッと取れやすいです。
解決方法4 張り子に少し切れ目を入れる。
張り子が頑丈になると離型がもっと難しくなります。
そんな時は思い切って切れ込みを入れて剥がしましょう。
切れ込みは和紙を貼ればすぐに修復可能です。
最後に
上記は天丞丸が試行錯誤した末に到達した離型のコツです。
自分の場合は、全体をラップで満遍なく覆い鼻先など細かい曲線はラップが貼りづらいのでシリコンスプレー、という二刀流。
複数の型があるので、3のように何層か貼って一度乾かしている間に違う型の張り子をする、などしております。
面白い離型方法で土台に蝋を塗る、液状ゴムを塗るなど。蝋やゴムは水気を弾いてくれるので理には適っていますが結構な挑戦なのでまだやったことはありません。笑
もし他にも「これがうまくいかなくて困ってんねん」てことがあったら教えてください!力になれそうなことならまたまとめたいと思います!