【簡単!初心者向け】お寺と神社の違いとは?② 参拝方法について
お寺と神社の参拝方法はどう違うの?
前回説明した通り、お寺と神社では信仰する対象が違うためもちろん参拝方法も異なります。
今回も難しい言葉は使わずに、さっと読めて、へ〜となるくらいの内容にしていきたいと思います( ◠‿◠ )
参拝する際に大切なこと
まず知っておいて欲しいのは、参拝する時「仏様、神様の領域にお邪魔させていただく」という感謝の気持ちを持つことが大切です。
お寺でいう「山門」、神社でいう「鳥居」は、人間でいうところの「家の玄関」です。
自分家なのに知らん奴がズカズカ入ってきたら嫌な気がしますよね。
それと同じ、もしくはそれよりも丁寧であるべきです。
共通する参拝方法
●入り口ではお辞儀をしましょう。
先に言ったように、山門や鳥居は仏様神様のお家の玄関です。
入る前にお辞儀をして、「お邪魔します」と心で唱えましょう。
●手水舎で身を清めましょう。
宗教によらず「水で清める」という考え方はよく見られます。
手水舎では水の持つ浄化力によって、心と体の汚れを取る『禊(みそぎ)』を簡易的に行なっているとされています。
手水舎の作法
①柄杓を右手に持ち水をすくう。
②すくった水を左手に注いで清める。
③柄杓を左手で持ち水をすくう。
④同じように右手を清める。
⑤また柄杓を右手に持ち替えて、すくった水を左手に溜めて、その水で口をすすぐ。
(柄杓に口をつけるのはNG!また、水も飲まずに下の方へ流しましょう。)
⑥もう一度左手を清めて、柄杓に残った水で柄を洗う。
⑦元の場所へ戻す。
(柄杓は下を向けて置きましょう。)
手水舎の説明や作法はその場に掲示されていることが多いので不安にならなくても大丈夫です!仏様神様のお目にかかる前に綺麗にしてから行きましょう!
参拝方法の違い
さあここからは参拝する際に気をつけるべき違いです!
お寺
●入り口 山門
先に簡単に説明をしましたが、少し違うところを詳しめにサッと説明します。
まず、山門は俗世との境界を表しています。
なので山門の前では合掌と共に一礼しましょう。
また、山門をくぐる時に敷居を踏まないようにしましょう。
和室などでも敷居を踏まないで、とかありますよね。そんな感じです。多分。
●本堂に着いたら
用意したお賽銭を入れます。お賽銭に決まりはありません。
自分の気持ちに従ってしましょう。
また、お賽銭を乱暴に投げ入れるのは好ましくありません。
レジでお金を投げられたらむかつきますよね?なので、優しくそっと入れましょう。
お賽銭を入れたら合掌しながら一礼。お願い事を心で念じます。最後にもう一度一礼。
これで一通りは終わりです。
鰐口があるところはお賽銭をした後に鳴らしてからお願いをします。
焼香台がある場合もありますが、何回するかは宗派によって異なるそうなので、よくわからなければ一回だけするのが無難です。
神社
●入り口 鳥居
山門と同じく鳥居は俗世との境界線で、この先は神域となります。
なので、鳥居をくぐる前には必ず一礼して入ります。
また、鳥居の先にある道「参道」の中央は『神様の通り道』とされているので、神様以外の生き物は端を歩きましょう。
●拝殿に着いたら
お寺のお賽銭同様、優しくそっとお賽銭を入れ、鐘を鳴らします。
鐘を鳴らしたら2回深く礼をし、手を2回叩く。お願い事を心で念じます。最後にもう一度一礼。これが有名な『二礼二拍手一礼』です。
ここでのポイントは、お願い事をする際に自分の住所と名前も添えること、です!
また、お願いしている間に合掌のポーズになりますが、この時、右手を少し手前にずらすことで『一歩下がって神様を讃えています』ということを表します。
余裕があったら気をつけてみましょう!
参拝で気をつけること
参拝する時間についてです。
お寺も神社も午前中の明るいうちに参拝するのが吉とされています。
理由は、古くからある陰陽道に基づいて、など諸説がありますが、神社は夜に行くと霊など人為的でないものによって不幸になる、というのも有名ですね。
現在のお寺では防犯カメラが設置されているなど、夜に行くと怪しい目で見られてしまう可能性があるので避けましょう。
夜は仏様や神様もお休みになる時間であると考えて、明るいうちに行くのが良いかもしれませんね^ ^
最後に
思いの外、簡単だったのではないでしょうか!
これからは間違えてお寺で手を鳴らしてしまうことはないと思います。(小学生の頃にやってしまった思い出…)
しかし、参拝方法や作法などの何よりも大切なのは『感謝する心』です。
もちろん、仏様や神様にだけではなく、いつもお世話になっている周囲の人への感謝も忘れずに。仏様神様は見ていますからね^ ^
何事にも感謝しながら参拝すると、これまでと違うものが得られるかもしれませんね。
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天ノ屋
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