【お面の作り方】初心者でも簡単に本格的なお面をつくることができます!
実は簡単な張り子でお面の作り方
実は簡単につくれちゃう張り子お面!
身近で手頃な材料を使って本格的なお面がつくることが可能です。
今回は手軽に簡単につくれる手乗り狐面をつくります!
張り子とは?
粘土や木などで作った型に紙などを張り付けて物を形成する造形技法のことを言います。
赤べこなどの伝統工芸品に多く見られます。
用意するもの
必要なもの
・紙粘土 ・方眼紙 ・でんぷん糊 ・水 ・ハケ ・新聞紙 ・和紙(半紙) ・瓶(水を入れたりでんぷん糊を溶かしたり) ・ラップ ・ニス(色付きが良) ・アクリル絵の具(下地用白アクリルと絵付け用の好きな色のアクリル) ・平筆 ・細筆 ・鋏 ・カッター ・桐(穴あけ) ・紐(お面につける)
※100円ショップで揃えることができます。
あったらいいもの
・石粘土 ・ヤスリ ・シリコンスプレー ・ジェッソ ・柿渋 ・コートスプレー(表面保護用)
張り子お面の作り方
では6つに分けて説明していきます。
❶ 型を作ります。
▶︎まず方眼紙に大まかな大きさを下書きします。
※今回は手のひらサイズのお面にするので、顔に付けたい方は大きめに作ってくださいね^^
▶︎これに沿って紙粘土をなんとなく形成していきます。
土台は、新聞紙かラップを丸めてその上に紙粘土を形成していくと軽量化できます。
大まかに土台を作ったら、隙間を埋める様に細かくちぎった紙粘土を敷き詰めます。
この時、水を少し混ぜて練ると柔らかくて形成しやすいです。
▶︎隙間を埋めたら、表面を滑らかにします。水をつけた手で撫でると紙粘土が溶けて表面が滑らかになります。
▶︎型ができたら紙粘土をよーく乾かしましょう。
晴れの日の天日干しが良いです。
よーく乾かしたら、気になる凸凹をカッターで削ります。
削って綺麗にした後は、石粘土を水で溶いてドロドロにした液体を塗ります。
何度か塗り重ねたあとにヤスリをかけてより表面を滑らかにします。
※石粘土の工程はやってもやらなくてもどっちでも大丈夫です^ ^
石粘土のヤスリが終わったらニスを塗り重ねます。
ニスは色付きの方が和紙を貼るときにわかりやすくて良いです。
❷ 張り子の準備をしていきます。
▶︎まず、型をラップで包んでいきます。
注意大きなシワがあると出来上がりが凸凹になるので、丁寧に平らになるよう貼ります。
この一手間を省くと、型に和紙が張り付いて取れなくなり型orせっかく作ったお面を壊さざるを得ないなど地獄を見ます。(何度も失敗して何度も絶望しました。)
天丞丸の型は、口の形とかがあってラップが貼りにくいのでシリコンスプレーを使っております^ ^
▶︎次に、和紙(半紙)をめちゃくちゃちぎります。
ちなみに天丞丸は「板締和紙」を使っております。
ちぎりやすいのに程よく硬めで水に強く柔軟性があるので貼りやすいです。
▶︎でんぷん糊を水で溶きます。
瓶にでんぷん糊と水を入れたら糊が残らない様にものすごくよく混ぜます。
ハケを入れても白く濁って見えない程度の濃さが良いかと思います。
水っぽすぎると和紙が剥がれてしまいますし、糊が濃すぎるとベッタベタで貼りにくいです。
❸ やっと張り子していきます。
▶︎和紙→新聞紙→和紙→新聞紙→和紙の順番で貼っていきます。
和紙は空気が入らない様に押しつけながら貼ります。
鼻や耳の先など曲線は和紙を小さくちぎって貼ります。
最低5層が理想です。とにかく根気強く貼りましょう!
薄すぎると強度が足りず、絵の具が塗りにくかったり少しの衝撃で凹んでしまったりで破損しやすくなってしまいます。
なんとなく頑張って貼ったな、と思ったら良く乾かします。
よく晴れた日中の日陰に置いておくと中までしっかり乾きます。
❹ 張り子を仕上げましょう。
▶︎しっかり乾いたら型から外しましょう。
スッと取れると嬉しいですね^ ^ 型を壊さないように気をつけましょう^ ^
型から取れない!という最悪な事態の時は、型を壊すよりお面に軽く切れ込みを入れて無理くり剥がしましょう。お面は歪んでしまうかもしれませんが、型を壊すよりは…(°_°)
▶︎型からお面が外れたらお面の際を綺麗に切って整えます。
整えたあとの切り口が見えないように和紙を折り込みながら貼ります。
これが乾いてカッチカチになったらオッケー!
目を開けたい場合はカッターなどで開けましょう。
目の周りも和紙を折り込んで強度を高めましょう。
❺ 色付けしていきます。
まずはお化粧前に下地を塗ってあげましょう。お化粧が映えるためには大事な工程です!
手に入りやすさ的に、100均のアクリル絵の具で大丈夫です。
天丞丸はジェッソを使っております。なんとなくぽいから。
さて!やっとお化粧に入ります!^ ^ ご自由にどうぞー!
赤、青、黒など基本的なアクリル絵の具は100均でも揃えられます。
広い範囲は平筆で、細かい柄などは細筆で描くと良いかもしれません。
❻ 仕上げ
さて!ご自分の顔は完成しましたか?^ ^
お化粧が乾いたら、大事なお化粧がよれないように保護スプレーをします。
100均で販売しているラッカースプレーで構いません。
天丞丸はツヤが嫌なのでつや消しマットバーニッシュを使っております。
※スプレーは必ず換気されている場所や野外でご使用下さい。
☞柿渋はお面の裏に塗ります。防虫効果用。色も渋くてgood!
スプレーが乾いたら、桐で穴を開けて紐を通します。
完成‼︎
如何でしょうか?
最低限の作り方と天丞丸が気をつけている事を書き出してみました。
あくまでも天丞丸の作り方ですので参考程度に見てくださいね^^
たくさん書いちゃっていますが、やってみると結構簡単です。
ここどうやるのー?とか、こうなっちゃったんだけど解決方法はー?などありましたら気軽に話しかけて下さい! 答えられそうな内容なら答えさせていただきます!^ ^
色んな顔を作っていきましょう〜^ ^ レッツ楽しくお面作り‼︎